洋室を和室にリフォーム!かかる費用の相場やポイントをご紹介!
小さな子どもがいたり、来客が多かったり、和室の雰囲気が好きなどの理由から、洋室から和室にリフォームしたいという人は増えています。洋室から和室へリフォームする場合、どのくらいかかるのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。今回は洋室を和室にリフォームしたときの相場や、ポイントについて紹介していきます。
洋室を和室にリフォームするメリット
洋室を和室にリフォームした場合どんなメリットがあるのでしょうか。和室にリフォームするメリットについて紹介していきます。
空気がきれいになる
畳の材料であるい草には、調湿機能があります。湿気を吸収し、乾燥すると湿気を空気中に放出します。二酸化炭素や、人体に有害なホルムアルデヒドなども吸収してくれるので、天然の空気清浄機能があるのがメリットです。
香りによる癒し効果
い草の香りを嗅ぐとくつろいだ気分になったことのある方も多いのではないでしょうか。その理由はい草の香りに含まれる「フィトンチッド」です。「フィトンチッド」は森林浴の時に感じられる香りです。い草の香りを嗅ぐとリラックスでき精神が安定します。
客間として使用できる
お客様の多い家は、和室があると便利でしょう。和室は、来客用の部屋として使用するのに適しています。生活スペースから区切られた和室に、お客様を通せば歓談もしやすく、リラックスしてもらえるでしょう。
畳は、床に直接布団を敷いても体が痛くなりにくいので、布団を敷くことで急な来客にも対応が可能です。
子どものお世話・遊び場のスペース
小さな子どもがいる場合は、和室があると便利です。赤ちゃんのおむつ替えや、お昼寝もクッション性がある畳の上では安心して行えるでしょう。ハイハイの時期や、歩きはじめの転倒が多い時期でも、畳はやわらかいので怪我をしにくいのがメリットです。
また、和室は他の部屋に比べて家具が少ない傾向があるので、家具の角に頭や体をぶつける心配も少なく、自由に遊びまわれます。
家事室としての役割も
和室があると、家事室としての役割も果たせます。家事室とは、リラックスする空間と家事をする空間を分けるために設けられる部屋です。リビングはきれいな状態のままで洗濯物を畳む、アイロンがけをするなどの作業でき、集中して効率よく家事をこなせます。
収納量の確保
和室に設けられる押し入れは、クローゼットより奥行があり大容量です。クローゼットには収納しづらい、羽毛布団や、季節の飾りの収納に押し入れは役立ちます。洋室から和室にリフォームすれば、さまざまな用途に使用ができ利便性が高いのがメリットです。
和室を洋室にリフォームするときにかかる費用
和室を洋室に変更する場合、どのくらいかかるのか費用の目安を紹介していきます。
畳設置の費用(6畳)
フローリングに畳を直に敷く場合は場合の費用は10万円くらいからです。フローリングを撤去し、畳の厚さに合わせ下地調整の工事をした場合の費用は20万円くらいからです。
壁のリフォーム(1㎡あたり)
和室の雰囲気に合った和風の壁紙に張り替える場合の費用の目安は1500円/mです。珪藻土の壁・漆喰壁の場合の目安は:5000円/mから、砂壁にする場合は3500円/mからです。
天井を和風にリフォーム
板張りの天井にする場合は10万円から30万円くらい、天井を和風のクロスにする場合は1500円/mくらいが目安です。部屋全体を和室へフルリフォームする場合は、50万円くらいから費用の目安です。
和室を洋室にリフォームするときのポイント
和室へリフォームする場合のポイントについて紹介します。
和室の要素を一部分取り入れる
フローリングを畳にするだけで和室の雰囲気とメリットを得ることは十分にできます。琉球畳や半畳の畳を利用すれば、0.5畳のスペースから畳を敷けます。洋室の一部に和室の空間を取り入れるのもおすすめです。
間仕切りで空間を隔てたり、小上がりを設置して和室の要素を手軽に取り入れたりすることができます。フローリングの上から畳を敷けば将来フローリングに戻すことも可能です。将来は洋室に戻したいと考えている場合は、部屋の一部分に和室の要素を取り入れるのがおすすめです。
部屋全体を和の空間にする
和のテイストを取り入れて本格的な和室へリフォームしたいと考えている場合は、天井を板張りにしたり、壁の素材を藻土の壁・漆喰壁や砂壁にしたりすると、より落ち着く空間になるでしょう。
ドアから引き戸へのリフォームや、クローゼットから押し入れへのリフォームも可能です。建具や柱、梁にこだわれば日本の伝統的な和室を住まいに設けられます。
まとめ
和室を洋室にリフォームするメリットについて紹介しました。畳を設置すると空気がきれいになる、和室へのリフォームは客間や子どものお世話スペースに使えるなど、多用途で使用できるメリットがあることがわかりました。畳を直接床に弾いたり、洋室の一部に小上がりを設置したりなどをすれば、費用を抑えながら和室の雰囲気を取り入れられます。本格的な和室リフォームする場合は、壁や天井の素材や建具にこだわってリフォームすることも可能です。将来洋室に戻す可能性があるかなども考慮しながら、どのような方法でリフォームするか判断する参考にしていただければ幸いです。