水回りリフォームっていくらかかるの?費用相場・安く抑えるコツは?
キッチンが使いにくい、お風呂場が寒いなど、水回りの設備について不満を感じている方も多いでしょう。しかし、水回りをリフォームするとなると、気になるのが費用面ではないでしょうか。そこで本記事では、水回りのリフォームにかかる費用相場と、安く抑えるコツについて解説します。
水回りリフォームに必要な費用は?
住まいの中の水回りというと、キッチン、トイレ、お風呂、洗面台の4か所を指します。水回りは毎日使用する箇所であるため、毎日使いごとに少しずつ劣化しています。また、表面上はきれいに見えても、給水管・排水管の内部にカビができていたり、管が劣化していたりすることもあるので、10~20年を目安にリフォームを検討する必要があるでしょう。
また、水回りの設備は日々使いやすさやデザイン性が改よされていることもあり、設備自体に問題はなくても数年経つと取り替えたくなることもあります。ただ、水回りリフォームとなると、気になるのが費用面ではないでしょうか。設備代が高いのはもちろん、素人が取り付けるのが難しいため業者に依頼しなければなりません。
なお、水回りリフォームの費用は「本体費用」「工事費用」「諸費用」の3つで構成されるのがポイントです。たとえば、キッチンをリフォームする場合、50~200万円ほどの費用がかかるでしょう。また、浴室のリフォームは60~100万円、洗面台は10~50万円、トイレは4~60万円が相場となっています。
費用相場に幅があるのは、どのようなグレードの設備を採用するのかに加え、現状の設備の状態やリフォームで水回りの位置を変更するかどうかなどが影響します。たとえば、キッチンリフォームの場合、壁付けキッチンを対面式キッチンに変更したり、キッチンの場所を変更したりすると高額になる傾向にあります。
費用を少しでも抑えたいときは?
水回りの設備は暮らしの快適性に関わる重要な要素であるため、我慢して使い続けるよりもお金をかけてリフォームするほうがプラスになることが多くあります。ただ、決して安いものではないため、できるだけ費用を抑えたいのが本音でしょう。
水回りリフォーム費用を少しでも安く抑えたい場合、3つのポイントをチェックするのがおすすめです。たとえば、キッチンだけ、トイレだけといったように、細かくリフォームするよりも、水回り全体をまとめてリフォームするほうがお得になるケースがあります。
業者の中にはセットプランを用意しており、その場合、一箇所ずつ施工するよりもまとめて施工する方がお得になります。水回りの設備は同じ時期に劣化する可能性が高いので、検討してみるとよいでしょう。まとめて施工すると人件費や養生費を安く抑えられるので、その分割引を受けられる仕組みです。
次に、ポイントの2つ目は採用する設備のグレードを慎重に検討することです。業者におすすめされた設備をそのまま採用するのではなく、本当に必要なグレード・機能かどうかを検討しましょう。場合によってはグレードが高すぎるものをおすすめされていることがあり、機能を持て余してしまうケースがあります。
そのほか、水回りリフォームでは条件を満たせば補助金や助成金を利用できることがあり、事前に活用できる制度がないか確認しておくことも大切です。知らずにリフォームしてしまうと、後から補助金や助成金が申請できないことがあります。
水回りリフォームを依頼する際の注意点
水回りリフォームでは、いくつか注意点があります。まず、カタログの写真だけ、あるいは施工会社の写真だけを見て設備を決めないということです。というのも、写真だけで素材の感触や使い勝手などをイメージすることは難しいため、理想の仕上がりにならないケースがあるからです。少し手間がかかりますが、ショールームで実物を確認したうえで、採用する設備を決めるようにしましょう。
また、水回りリフォームでは、デザイン性だけを意識するのではなく、掃除のしやすさや照明などの機能面も意識して選ぶことが大切です。使い勝手の悪い設備はストレスになりかねないので、デザインと機能性の両方に納得できる設備を採用しましょう。
そのほか、マンションの場合はリフォーム前に管理規約を確認するのも注意点として挙げられます。管理規約の内容によっては、工事内容が制限されていることがあるので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
まとめ
キッチンやお風呂、トイレなどの水回りは、毎日使用するものであるため、使い勝手やデザイン性を意識すると生活の快適性向上につながります。また、水回りの設備は少しずつ劣化が進んでいるため、10~20年を目安にリフォームを検討するとよいでしょう。
その際、デザイン性だけでなく機能面を意識したり、複数の設備をまとめてリフォームしたりするなど、コツや注意点があります。急いで契約するのではなく、情報収集を慎重に行い、納得できる水回りリフォームを成功させましょう。