知らないうちに家がボロボロに!?シロアリ被害をリフォームで防ぐ!
シロアリは湿った木材などを食べて栄養を補っている害虫の一種です。シロアリの被害によって、大切な家がボロボロになってしまうことがあるのはご存じでしょうか。家が倒れる危険性もあるため、かなり危険です。そこで今回は、シロアリ被害をリフォームで防ぐことができるのかなどについて見ていきましょう。
シロアリ被害に遭うと家はどうなる?
一般的に、シロアリ被害に遭ってしまった家は、床のきしみやドアの建付けがおかしいや原因不明な漏水や雨漏りが発生するといった特徴があります。このほかにもシロアリ被害に遭ってしまった家は一体どのようになってしまうのか、詳しく見ていきましょう。
羽アリを見つけたもしくは集団で飛んでいる
一見、羽アリとシロアリの関係性は、無関係なのではないかと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、シロアリは巣を作る際、羽アリへと変化します。よってシロアリの被害に遭っている場合、室内で羽アリが集団で飛んでいるシーンを見かけることがあります。
床のきしみやドアのゆがみが起こっている
シロアリの被害に遭ってしまうと、床がきしんでしまったり、床を歩いた際へこんでいる感覚になったりします。さらにドアの建付けが悪いなどの異変が起こるのです。
壁や柱をたたくと空洞音がする
シロアリの被害に遭っている家の壁や柱をたたくと空洞音がします。また、浸食がかなり進んでいる場合、少し押しただけでも壁や柱がへこんでしまいます。
漏水や雨漏りが発生している
シロアリは床下から侵入し餌を求め、家中を駆け回ります。そのため、どんどん壁や柱が浸食され構造が弱くなっていきます。そのため、雨漏りや漏水といった症状が現れるのです。
シロアリ用の防蟻工事は本当に安全か
シロアリの被害に遭ってしまった家の特徴について見てきましたが、ここまで被害が拡大するとシロアリの恐ろしさは否めません。そこで気になるのはシロアリ用の防蟻工事です。
そもそもシロアリ用の防蟻工事では、シロアリが侵入しそうな経路や食いつきそうな木材などに専用の薬剤を散布もしくは注入するという手法がとられています。また、謀議工事には種類がいくつか存在し、ホウ酸を木材などに散布するホウ酸工事や建物の周りに数か所の穴を掘り、罠を仕掛けるのです。その罠に薬剤入りの餌を仕込みシロアリを防ぐベイト工法や、粒上の薬剤を敷き詰めてシロアリの対策を行う粒剤工法といった、4種類の工事方法が存在します。
これらの工事の中で一番安全性に富んでいるのは粒剤工法です。この工事で使用する粒剤といった薬剤は舞い上がってしまい、人体に影響が出るなどの可能性はないため、安全性が高く、シロアリの被害から家も守ることができる有効な工事方法といえます。
リフォームと駆除はセットで行うべきか
結論からいうと、駆除とリフォームはセットで行うのがよいとされています。その理由としては、やはりシロアリの駆除のみを行った場合、シロアリは駆除できてもシロアリの被害に遭ってしまった部分はそのままの状態になってしまうからです。
被害に遭った部分のリフォームも同時に行わずそのまま放置すると、地震や災害が起こった際、その影響で家が倒壊してしまう可能性も否めません。これ以上被害を拡大させないためにも、シロアリの駆除とリフォームはセットで行うべきだといえます。
シロアリ駆除にどれくらいの費用がかかる?
シロアリの被害に遭ってしまったら、シロアリの駆除とリフォームがセットで必須になるということは理解できたでしょう。しかし、シロアリ駆除ですが一体どの程度費用が発生するのか気になるところです。
シロアリ駆除の費用は、被害状況や依頼する業者によって変動があるため、一概にこの金額が正しいとはいえません。しかし、一般的な駆除費用の目安として、㎡単価で2,000円から3,000円が相場と考えておくとよいでしょう。坪単価で考えると6,600円から1万円となります。
あくまでもこちらの費用は相場の費用となるので、詳しい費用については依頼を検討している業者へ確認したり、見積もりを出してもらったりすることをおすすめします。
まとめ
今回は、知らないうちにシロアリ被害でボロボロになってしまった家をリフォームするべきかについて見てきました。シロアリの被害に遭ってしまうと、家は見るも無残な姿になってしまいます。シロアリ被害が見つかった場合は、早急にシロアリの駆除を行う必要があるでしょう。
しかし、ここでポイントとなるのは、駆除のみを行うのではなく、リフォームも一緒に行う必要があるということです。よってシロアリ被害に遭ってしまった場合は早急に駆除とリフォームの検討を行い、早急に対応するべきだといえるでしょう。
費用は被害状況や依頼する業者によって変わるので、業者に確認したり、見積もりを出してもらったりするとよいでしょう。